2016.5.22 北京 備忘録

Beijing Bell and Drum Tower ★★ 

高い場所だけあって、風がかなり心地よい。下々の人をこのように見下ろしたら、偉くなったような気分がするんだろうな。階段の傾斜が凄く急で昔のおばあちゃん家を思い出した。近くでみると威圧感がすごい。盛り土の部分を角度をつけると迫ってくる感じがあることを発見。

 

中国国立図書館 ★★★★

ファサードは隈さんを思わせるような細長く太い石を交互に又、ランダムに重ねたもの。きめ細やかさを感じる。建物自体は二つの大きな長方形を互い違いに重ねたようなかんじ。また、内部は中央に大きなアトリウムがあり、そこが自習スペース兼壁は書棚となっている。何かと騒がしいイメージのある中国人であるが凄く静かに勉強していた。シャッター音が恥ずかしいくらであった。中国の図書館では、セキュリティーのため一定の大きさ以上のバッグは内部へ持ちこむことができない。ロッカーに荷物を預けるか、図書館が用意した指定のバッグに荷物を移し替えすこととになる。後で調べたら、ドイツのJurgen Engelという作家の作品であった。だから、きめ細かさを感じたのか。アトリウムもどこかヨーロッパ感を感じた。

 

北京天文館新館 ★★★

黒川紀章国立新美術館っぽいな。最初の印象である。規模は違うがファサードのカーブ、ディテールが似ている印象を受けた。新館前にある噴水の所で子供達がはしゃいでいるのは印象的だった。小学校の時先生に言われた「子供は水と火が好きだから。」という言葉を思い出した。アクティビティーは重要だと思うので、こういうのも設計の参考にしたいところだ。天文館だからか、少し象徴的な空間、非日常の空間にするべく、ファサードは入り口の部分がぐにゃと曲がっていたり、シンメトリックなプランがなされているように感じた。