知識を操る超読書術 / DaiGo / ★★★★

自分にとって、必要な本と出会い、その内容を使いこなすための実践的な方法を綴ったビジネス書。以下の3つのアクションサイクルを回せば良いとのこと。

アクション1:本を読む準備をする

アクション2:本の読み方を知る

アクション3:本から得た知識をアウトプットする

 

アクション1:本を読む準備をする

メンタルマップ

何か行動を起こすとき、その理由(なぜこの本を読もうと思ったのか)、もたらせるメリット(この本から何を得たいのか)、期待していること(読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか)などを3つ箇条書きでメモに書き出す。定義が難しい場合は目次を見ながら気になった理由を考えるとより明確化される。→本への興味、集中力増大

・キュリオシティ・ギャップ

①自分が知っている知識(左ページ)、目次を見ながら興味が湧いたしらないこと(右ページ)を書き出す。→読まなくても良い箇所を把握し興味がある箇所を把握。

②著者の人物象をイメージする。その後実際にこの人に会えたらどんな話をしたいかをイメージする。→著者の背景で伝えたい内容が明確化、感情がのることで記憶しやすい

 

アクション2:本の読み方を知る

・予測読み

タイトルと目次から読むべき章と予測を記録し結果と比較すること。その章から読み始めること。→理解力と記憶定着アップ

・視覚化読み

マインドマップなどでビジュアル化→記憶の定着

・つなげ読み

自分の知識、体験、世の中の出来事を思い浮かべ、結びつける→理解力・記憶定着アップ

・要するに読み

各章について自分の言葉で1行の感想や印象(感情を入れる)を要約しまとめる。→興味の明確化、集中力の持続

・しつもん読み

本の内容を理解するためのミニテスト。読書中・読書後に実践して内容理解、レビューとしてそのまま利用できる。

①この本がテーマとしている問題提起は何か。どんな問題を提示し、どんな解決方法を提案しているか。

②この本はどのように始まり、どのように終わったか。

③あなたはこの本から何を学びたいか

④この本が同じジャンルの他の本と似ている部分、違う部分はどこだろう

⑤この本はなぜ重要か

⑥この本のタイトルは内容と合っているだろうか。あなたが本のタイトルを付け直すとしたら。

⑦この本のキーポイントやコンセプトは何だろう

⑧本の書き出だしをチェックして、作者は読者を引き込むだめにどんなトピックを展開しているか

⑨本で扱われているビジュアル要素、チャート・地図・ラベル・グラフ・写真・図解から何を学んだか。それらの要素からどんな種類の情報を得ることが出来たか。

⑩著者は読者に対してどう考えてほしいと思っているだろうか

⑪人に薦める時、どの章のどんな情報を1番に取り上げるか

⑫作者はこの本を面白くするためにどのような工夫をしているだろうか

⑬作者の主張のどこに賛成できるか。その理由は何か

⑭テーマを説明するために作者がどのような事例を出しているのか。興味深かった例は。

⑮この本を読んでいるときにどんな感覚になったか。

⑯この本で最も重要な一文はどれか。その理由は何か。

⑰本の内容を振り返って、自分にとって1番刺さった箇所はどこか。

 

 アクション3:本から得た知識をアウトプットする

 ・テクニカルターム

専門用語で相手の心に疑問をもたせ、それを詳しく説明することで、納得感を与える。

・SPICE

Simplify : 単純化

Perceived self interest : 聴手の利益になるような言い方

Incongruity : 意外な事実に相手が注意を向けているうちに説得

Confidence : 自信満々に説得

Empathy : 共感を入り口に説得

言いたいキーワードを繰り返し使う。