1分で話せ / 伊藤羊一 / ★★★★★
その理由(なぜこの本を読もうと思ったのか)
普段の仕事で要点をまとめて話すことができていないので、そのテクニックを知りたいと思ったから。
もたらせるメリット(この本から何を得たいのか)
まとめる力のテクニックを知り、それを普段の仕事で実践したい。
期待していること(読んだ後、どういう状態になりたいと願っているのか)
テクニックが頭の中にまとまっており、日常でも意識できている状態。具体的なアクションプランがある。
前提
右脳と左脳両方に働きかけないと動いてくれない。
伝えるための基本的事項
・相手は誰で何に興味があるか?
・ゴールは何か?
1分で伝える構造
前提→結論→根拠
・結論を話して、根拠を話す。
・根拠の数は3つを目安。複数だすことで反論されづらくする
・根拠と結論の意味がつながる。
・いらない言葉は削る(プロセスや他の人の意見は不要)。
・前提をきちんと伝えて、勘違いをなくす。
1分でその気になってもらう
・結論→根拠→例えば
・ビジュアル又は具体例を示す
1分で動いてもらう
・超一言で言いたいことを示す
・人前で話すとき、①視線(しっかりと聞き手を見る)②手振り(多少動きをつける)③声(相手と対話するように、強調)④間合い(話の区切りに3秒ためる)に気を付ける。
・相手の立場を想像し、メタ認知をする
・根回し、アフターフォローを行う
<実践編>
上司への提案
プレゼンではなく対話を意識
・自分の意見を持ち、結論→根拠のピラミッドを作る
・上司の意見を聞く(根拠、主張などを意識しながら)。上司の言いたいことが分からない場合は整理する。
→この上で根拠、主張が解決されるアクションプランを提示
・ピラミッドをとれば話の主導権を握れる
・僕はこう思うではなく、私たちは・我々はという言葉を使い共同で行っていることを意識させる。
・意見が合わないときは、「共有できる同じ方向」まで遡る。
・自分の案を出す。上司の案も引き出す。比べながら最高の案に擦り合わせていく。という順番
ファシリテーション(仕切り)の極意
広げて絞る流れをつかむ
・ゴールを決める
ゴールの提示→考えてもらったことで話を広げる→話を考慮して軸を決める→軸(根拠)を確認しつつ絞り込む
・事前準備を必ず行う
①事前に考えてもらうことの提示、②共通理解事項を共有、③軸を想定、④議論がどうなるかイメージ、⑤収集がつかなくなったらどうするかを想定
<アクションプラン>
・上司(Jaeやチーム、渡辺さん)に提案する時に、話の流れを意識する。
①結論→根拠→事例の流れ
②上司の主張・根拠を聞く
(違う場合)
③共有点まで戻って、どうして相違点があるのか、どうすれば解消するのかを考える。
(指摘された場合)
③上司の主張・根拠が解決されるアクションプランの提示